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2年目の給与ショックなぜ6月の給料が減るのか | MyKyoten

外国人が日本で2年目に経験する給与減少の理由を解説。住民税の仕組みと手取り減少のメカニズムを理解して、ビザ申請や税務対策に役立てましょう。

最終確認:2026年。 このガイドは、出入国在留管理庁の規則、厚生労働省のガイドライン、および日本の標準的な行政実務に基づいています。情報提供を目的としたものであり、法的助言を構成するものではありません。個別の状況については、資格を持つ入管専門の弁護士または行政書士、あるいは公的な政府機関にご相談ください。

6月の給料が振り込まれた。明細を開いてみると、数字がおかしい。少なくとも、おかしく見える。2万円、2万5千円、場合によってはそれ以上が、説明もなく消えている。 人事から連絡はない。事前の案内もない。給与明細に「住民税」という新しい項目が増えているだけだ。これは課税ミスでも不正でもない。これがまさに、日本の住民税制度の設計どおりの動きであり、あなたは今後12ヶ月間、この仕組みに組み込まれることになる。

日本の住民税は、1年遅れの仕組みで動いている。1年目の1月から12月の所得が翌年に査定され、その査定年の6月から天引きが始まる。これは制度の不備や例外ではなく、住民税制度そのものの構造だ。

具体的に見てみよう。2024年に来日したとする。2024年を通じて働き、所得を得る。2025年の早い時期に、勤務先が市区町村に所得情報を申告する。市区町村は税額を計算し、勤務先に税額決定通知を送付する。そして2025年6月から、勤務先はその年間税額を12等分し、2026年5月まで毎月天引きする。

これが、1年目が実態より経済的に楽に感じられる理由だ。まだ住民税を払っていないのではなく、計算が水面下で進んでいるだけなのだ。

この仕組みが存在する理由は次のとおりだ。市区町村が税額を計算するには、確定した年間所得の数字が必要になる。日本の課税年度は1月から12月で、最終的な申告は春に行われるため、正確な数字が出るのは最も早くて5月か6月になる。そのため、全国一律で6月が給与天引きの開始日となっている。

誰も教えてくれない話がある。ほとんどの外国人労働者は、このことを事前に一切知らされない。 勤務先からも、人材紹介会社からも、市区町村の窓口からも、だ。外国人居住者の話を聞くと、来日前にしっかり調べてきた人でさえ、6月の給料減額は完全に予想外だったというケースが後を絶たない。

→ ドキュメントデコーダーを使って、日本の行政書類を翻訳・理解しよう。

日本の住民税の標準税率は、前年の課税所得の10%だ(多くの地域では道府県民税6%と市区町村民税4%の内訳になるが、自治体によって若干異なる)。これに加えて、均等割と呼ばれる定額負担があり、自治体によって異なるものの、年間でおよそ5,000円から6,000円程度が加算される。

1. 前年の総収入(額面)を確認する。 2. 基礎控除(2026年時点では多くの納税者に対して48万円)およびその他の適用控除(給与所得控除、扶養控除など)を差し引く。 3. 算出された課税所得に10%を掛ける。 4. 均等割を加算する。 5. 合計を12で割る。これが6月から始まる毎月の天引き額だ。

給与所得控除だけでもかなりの金額になり、収入に応じて金額が変わるため、実際の課税ベースは総収入より大幅に低くなる。総収入に10%を掛けた数字が最終的な税額だと思い込まないようにしよう。実際の税額はそれより低いはずだ。

【注意】 控除を考慮せずに総収入の10%を住民税の目安として頭に入れてしまうと、実際より多く見積もることになる。一方で、均等割を忘れたり、自分の自治体の税率が東京とまったく同じだと思い込んだりすると、少し少なく見積もることになる可能性もある。最終的な金額は、住民税決定通知書で確認するか、人事に毎月の確定天引き額を問い合わせるようにしよう。

技術・人文知識・国際業務の在留資格で働くブラジル人ソフトウェアエンジニアを例に取ろう。日本での最初の完全な暦年に、総収入400万円を得たとする。

給与所得控除(その所得水準では現行制度で概算124万円程度)と基礎控除48万円を差し引くと、課税所得はおよそ228万円になる。

2年目の6月から、翌年5月まで毎月給料が約1万9,500円減る。交渉の余地もなく、先延ばしもできない。市区町村から通知が届いた時点で、天引きは自動的に始まる。

総収入が550万円だった場合、適用される控除の内容によっては、月額天引き額は2万8,000円から3万円程度に上がる。

給与明細の各項目は給与明細デコーダーで照合できる。住民税の行を含む日本語の給与明細フィールドを解説してくれるので、天引き額が市区町村の計算結果と一致しているかを確認できる。

ここからは、実際に安心できる話だ。このショックは一度きりだ。

3年目になると、すでに前年の6月から住民税を払い続けている状態になっている。3年目の6月に新しい年間査定が届いたとき、変わるのは2年目の所得を反映した金額への調整だけだ。給与がほぼ変わらなければ、変動は小さい。昇給していれば天引き額は少し増え、収入が下がれば減る。いずれにせよ、ゼロから全額という大きな変化はもう起きない。調整だけだ。

制度は一定のリズムに落ち着く。今年所得を得て、翌年の6月からその税金を払う。それが恒常的な仕組みだ。

【注意点】 年の途中で日本を離れる外国人には、特有のリスクがある。たとえば8月に退職した場合、勤務先は6月から住民税の天引きを行っているが、その天引きは12回の分割払いを前提に計算された税額を賄うものだ。雇用が終了した時点で、残りの未払い分は一括で即時支払いが求められる。 最後の給与から天引きされるか、市区町村から直接請求書が届くかのどちらかだ。これに不意打ちを食らう外国人労働者は少なくない。

今年日本を離れる予定がある場合は、 出国日を確定する前に離日計算ツールを使ってみよう。未払い税額の目安を算出できるので、帰国後に予想外の請求を受けずに済む。

年の途中で転職した場合はどうなるのか? 新しい勤務先には住民税の天引き通知が自動的に届かない。市区町村が特別徴収から普通徴収に切り替えることがあり、給与明細から天引きされる代わりに、自宅に紙の納付書が届く場合がある。その紙の請求書を見落とすと、問題が生じる。住民税を滞納すると延滞金が発生し、永住許可申請などの将来の在留資格更新時に納税証明書の提出を求められることもあるため、手続きに支障をきたす可能性がある。

動き始めるべきタイミングは、2年目の3月か4月だ。6月ではない。

【手順チェックリスト】 - ステップ1: 前年の源泉徴収票を手元に用意する。給与所得控除後の年間課税所得が記載されている。見当たらない場合は人事に依頼しよう。源泉徴収票デコーダーでも内容を確認できる。 - ステップ2: 概算式を使う。(源泉徴収票の課税所得)×10%+5,500円を計算し、12で割る。これが6月の給与減額の目安になる。 - ステップ3: 4月の時点から、その金額分を月の予算から差し引いて生活できるよう調整する。天引きが始まってから対応するのではなく、先に備えておくことが大切だ。 - ステップ4: 5月下旬に、会社の人事または給与担当に連絡し、住民税月額(確定した月額天引き額)を確認する。きちんとした給与担当であれば、5月下旬にはこの金額を把握しているはずだ。 - ステップ5: 6月の給与明細が届いたら、住民税の行を確認し、人事から聞いた金額と一致しているかをチェックする。数百円以上の差異があれば、すぐに申し出よう。

大企業の人事部であれば、たいていスムーズに対応してくれるし、直接聞けば正確な金額を教えてもらえる。一方、専任の給与担当がいない中小企業では、外国人従業員にこの制度を説明することに慣れていないスタッフもいる。その場合は、マイナンバーや従業員番号を持参して市区町村の税務窓口に直接問い合わせると、課税内容を確認してもらえる。

自宅に住民税決定通知書が届いて内容が読めない場合は、住民税通知書デコーダーで主要な項目を翻訳し、何をいくら払うのか、その理由を把握しよう。

次にやること:6月が来る前に、源泉徴収票を手元に用意して概算を計算し、人事に正確な天引き額を確認しよう。6月になってから状況を把握しようとするのは遅い。

なぜ自分で住民税を払うのではなく、会社経由で天引きされるのか? 給与所得者の場合、日本の法律によって、雇用主が住民税を源泉徴収して市区町村に納める義務がある。これを特別徴収という。ほとんどの正規雇用の従業員に対して義務付けられており、自分で選択するものではない。毎年春に市区町村から天引き通知が届いた時点で、勤務先が自動的に処理する。

最初の年に日本に来たのが途中だった場合、住民税は安くなるのか? 状況による。住民税の納税義務は、査定年の1月1日時点の住民登録の有無によって決まる。1年目の1月1日より後に来日・登録した場合、そのサイクルでは住民税の義務は発生しない。最初の請求は翌年の6月となり、その後の1年間の所得に基づいて計算される。

前の勤務先が納めなかった住民税が、在留資格の更新に影響することはあるか? 外国人居住者や入管実務に携わる専門家の経験から言うと、市区町村は未払い税額を記録しており、在留資格の更新や永住許可申請の手続きで納税証明書(納税証明書)の提出を求められることがある。住民税を滞納すると問題が生じる可能性がある。期限どおりに納付し、領収書や証明書を保管しておくことが、現実的な対応策だ。

毎月の給与から何が天引きされているかを正確に確認したい場合は、給与明細デコーダーが役立つ。日本語の給与明細の標準的なフィールドを読み取り、各行の意味を分かりやすく説明してくれる。6月に給料が減って、読めない漢字の行を眺めているとき、このツールが実際に何が引かれているのか、そして住民税の金額が市区町村の計算結果と一致しているかを教えてくれる。